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結婚して8年程経った今から15年ほど前、主人(43歳)の借金が発覚しました・・・
(債務者:夫 43才 男性 会社員)

私は3人の子供がいる42歳の専業主婦です。
結婚して8年程経った今から15年ほど前、主人(43歳)の借金が発覚しました。

きっかけは、洗濯をしようと主人の服のポケットの中を確認した時にサラ金の借用書が入っていたからです。
プロミスから110万円ほど借り入れ、融資限度額を120万円から160万円に増額した旨の記載がありました。

借金とは全く無縁の人生を生きてきた私は最初、書類の意味がわからず何度も読み返しサラ金の書類であると理解できた時には言葉に出来ないほどのショックで、それまで築き上げてきた全てが音を立てて崩れていきました。主人に問いただすと、ギャンブルとキャバクラでサラ金に手を出したと白状しました。

もともと主人は金遣いが荒く、一応給料を全額私に預けてくれていましたが色々と理由をつけては給料の半分近いお金を持って行ってしまっていました。
結婚する前に一度サラ金のカードらしき物が部屋にありましたが、まだ若く世間知らずだった私は全く気に留めませんでした。
今思えばこのころから借金に手を出していたのです。

結婚してから金遣いの荒さがはっきりと解り、仕事から帰って来てもまた遊びに出かけたり、仕事帰りにパチンコに寄り閉店まで帰宅しなかったりと、ちゃんと家にいた記憶があまりありません。
私が預かった給料も持ち出してしまうので食べる事にも困る生活でした。
私と子どもとで田舎に帰省し、自宅に帰って来た時に食費や生活費、保険の支払などに用意していたお金を全部主人が使い果たしなくなっていたこともありました。
私は毎日がとてもつらかったのですが、分かってくれる時が来るはずと自分に言い聞かせ、浪費癖も家から持ち出しているお金で済んでいるはずと思い借金をしているなどと夢にも思っていなかったのです。

借金がばれた後しばらくは大人しかった主人ですが、時間の経過とともに開き直りギャンブルをやめることもなく借金を繰り返していました。
借りてはギャンブルで賭けて負け、他社から借りては他社に返すをくり返し、初めはプロミス1社からの借り入れが2社になり、最終的にプロミスから160万円ほど、アコムから90万円、アイフルから70万円ほどの借り入れをし合計で320万円ほど借りていました。
私からお金の話をすると逆切れするか嘘でごまかすため、まともに話すことができませんでした。
毎月の利子の返済だけでも高額になっていき主人も'首が回らない'状態になっていたようです。

借金が発覚して5年程たった頃、たまたま役所で「クレ・サラ無料相談会」という司法書士の先生方が無料でクレジットカードやサラ金の返済相談にのってくれる相談会のチラシを見つけました。
今から11年ほど前でまだ過払い金等が世間で認知されていない頃でした。

早速主人に伝えましたが全く取り合わず、一人で相談会に出席しました。
司法書士の先生方が親身に相談にのって下さり、再度主人に話をするとやっと重い腰を上げ本格的に司法書士の先生に相談することになり、債務整理をしていただきました。
320万円ほどあった借金を160万円ほどに減額することができ、債務整理は36か月で全額返済するという規約的なものがあり、月の返済額で4万5千円ほどを36か月で返済していくことになりました。

借金が発覚した時から離婚したいと思い続けていましたが、家計からは返済には一切協力しない、返済のためのアルバイトをして主人が自分で全額返済すると約束し、離婚はしませんでした。
債務整理が始まってから、昼は正社員の仕事をし、夜は返済のためのアルバイトの生活になり、主人は毎日ヘトヘトになっていました。留守を預かるわたしも疲れ果てた日々でした。

返済32か月目の時に残りの残額を一括で返済し、借金全額を返済することができました。
主人に対する不信と不満で精神的にとてもつらい日々でしたが、主人もつらい思いをしながら自分で完済したことで目が覚めたようです。

以前「借金してた時って後ろめたさとか、私や家族に申し訳ないなと思った?」と借金に手を出していた頃の気持ちを一度だけ聞いたことがありますが、お金の工面しか頭になく家族に対して何も思わなかったと言っていました。
借金をしている本人はお金のことしか頭にないのかもしれませんが、周りの家族は心の底から傷つき悩み、時には周りの人の人生をも台無しにしてしまうことに気付いてほしいと願ってやみません。

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