土日祝日のご予約もお気軽に0120-165-316 受付時間平日:9:00~21:00 メール相談・直接相談予約はこちらから
過払い金・借金問題コラム

2016年09月16日(金曜日)

・彼に借金の理由を聞いてみる。

彼に借金があることが発覚!
もし将来的な結婚を見越したお付き合いであるなら、彼の借金はあなた自身の人生にとっても深刻な問題です。
少しでも早く対策を考えていかなければなりません。

このまま彼との関係を続けていくのか?
関係を続けていくとしたら、少しでも借金から逃れるためにどのような対策をとっていくべきか?
あなたは今すぐにでも真剣に考えていくべきです。借金は時間がたてばたつほど利息によって負担が増えていってしまうからです。

まずは彼に「どのような経緯で借金を負うことになったのか?」を聞いてみましょう。
このとき、彼の状況に理解を示す態度をとることは大切ですが、安易に援助を申し出る(私も一緒に払うよ、と伝えるなど)のは絶対に禁物です。
借金が彼の性格やお金の管理の甘さが原因となっているのならば、まずはそこを正すことから始めなければいつまでたっても借金はなくならないからです。
あなたは「生活を改めるつもりがないなら援助は絶対にしない」という態度で臨むのが大切です。

 

 

・もし、お金を工面してくれと言われたら、きっぱりと別れる!

厳しいようですが、自分のした決断に対して責任をとるのが立派な男というものです。

「いまはお金が一時的に苦しいので助けてほしい。助けてもらった分は後で必ず返す」というのならばまだ理解できます。
もしあなたが彼を生涯のパートナーとして考えているのであれば支援してあげることも重要かもしれません。

しかし、最初からあなたに対して「お金を工面してくれ(代わりに支払ってくれ)」というのではあまりにも無責任な態度といわざるをえません。

どのような理由があるにしろ「お金を借りる」という決断をしたのは彼自身です(誰かの借金の保証人になったという場合でも同じです)。
その責任を最初からとる気がない態度をとるようでは、お金以外の問題についても無責任な人である可能性が極めて高いです。

他人(消費者金融など)に対して無責任な態度しか取れない人間が、身内の人間に対してだけは責任ある人間であるということはまず考えられません。
お金に対してどのような態度をとるか?ということにはその人の人格がはっきりと現れます。
苦しい状況であるにしても、その責任から逃れることばかり考えているのか?
それとも責任をとるべく努力しているのか?ということはきちんと見分ける必要がありますよ。

 

 

・彼と一緒に借金を返済していく。

ここではあなたが「彼と一緒に借金を返していく」という決断をしたとして考えてみます。

まず最初にするべきことは「少しでも支払いの合計額を減らすことができないか?」を考えることです。
具体的には「もっと利息の低い借金に切り替えることができないか?」を考える必要があります。

一般的に、消費者金融からの借金は銀行などからの借金よりも利息が高く設定されています。
可能であれば銀行からのローンに切り替えるようにしましょう。

「おまとめローン」などを活用すれば借金の合計額を増やすことなく銀行ローンへの切り替えができますよ。
おまとめローンというのは、複数の借入先がある場合に、それらを一本化して一社だけの借金にまとめてしまうことです。
少し複雑なので具体例で説明しますね。

 

たとえば、A社から50万円、B社から30万円、さらにC社から20万円といったように合計3社から100万円を借りているとします。
この時に新たにD銀行に借入の申し込みをします。
D銀行はいったん100万円を貸し付けてくれますので、そのお金を消費者金融3社からの借入返済にあてましょう。

それ以降はD銀行一社に対して残った借金100万円を返していくことになります。
返済日も月に一回だけにできるので、返済にともなうストレスも大幅に減らすことができますよ。

 

「そんなことをしたら借金の限度額が増えて(消費者金融の借入枠はそのまま残るから)彼のお金の使い方が甘くなってしまうのでは?」と思われた方も心配ありません。
おまとめローンの場合、現在ある借入を完済するための資金を貸し付けてくれますが、その後にすぐ過去の借入先からは解約の証明書を取得するように指示されます。
(この条件を守らない場合には銀行から一括返済を求められるなどの不利益を被ることになります)

いったん解約した消費者金融から再度借入をするためには、審査をもう一度受ける必要があります。
この審査はすでに銀行からの借入がある状態で受けることになるので、以前と同じ借入枠となる可能性は低いです。
彼のお金の使い方が甘い、という認識がある方はおまとめローンを上手に活用しましょう。

少しでも借金の負担を減らした上で返済を始めるようにするのが早く借金を完済するためのポイントです。

 

 

・彼女が彼の借金を全て返す。

彼の状況(病気や失業など)によっては彼の借金をすべて返す!という決断をしている方もおられるかもしれません。
その際には上で書いたように「少しでも借金の負担を減らす方法がないか?」を検討した上で、毎月の返済計画をしっかり立てましょう。

また、彼が新たに借金を重ねないように対策を講じておくのも忘れてはなりません。
あなたがどれだけお金を返していっても、彼がどんどん新たにお金を借りてくるようではまったく意味がありません。
消費者金融からの借り入れは職業のある人であれば誰でも簡単にできてしまいます(失業中の彼であっても注意が必要です。以前の勤務先に頼んで在籍確認をしてもらうというようなやり方も不可能ではないからです)
彼に新たに借金を増やさないよう約束させるとともに、次のような方法も検討しましょう。

まず、彼と一緒に弁護士や司法書士の事務所に相談に行きます。
彼は抵抗するかもしれませんが、「お金の負担が減らせるんだよ」ということで説得しましょう。
その上で「任意整理」という手続きを専門家に依頼します。
任意整理を行えば以降の返済は専門家を経由して行うことが可能になります。

お金の管理に他人の目が入ることになるので、どんなにお金にルーズな彼でも毎月の支払いをきちんと行うようになるでしょう。
さらに、任意整理を行うと利息の免除という形で債権者側(消費者金融や銀行など)と和解することができます。
利息が免除になるとこれ以降毎月支払うお金はすべて元本の返済にあてることができるので、返済スケジュールを大幅に短縮することが可能になります(過去の遅延利息などについてもすべて免除してもらうことが可能です)
任意整理を行うといわゆる「ブラックリスト」に彼の情報が載るため、数年間は新たに借り入れを起こすことが自動的にできなくなります。
将来的にマイホーム購入のために住宅ローンを組む予定があるという場合には少し慎重になる必要がありますが、消費者金融に日々の生活費を頼っているような状況ではどちらにしても住宅ローンの審査には通りません。

まずは借金に依存して生活している状況から抜け出すことが先決です。

 

 

・前向きな借金なら温かく見守る

借金には「前向きな借金」と「悪い借金」の2種類があります。

前向きな借金というのは「何かに投資すればお金がもっと増える可能性がある」場合をいいます。
具体的には事業資金として銀行から融資を受ける場合などが該当します。
そもそもビジネスでは銀行からお金を借りて事業に投資することは珍しいことではありません。
その際のチェックポイントとしては、彼がしている投資から借金の年利率よりも高いリターンが得られているかどうか?です。
たとえば銀行から100万円を年利率3%で借りて、なんらかの事業に投資をしたとします。
その事業から年間で3%を超えるリターン(つまり100万円×3%=3万円以上)を得られているのならそれは「前向きな借金」ということができます。

逆に、「悪い借金」というのは単純に生活資金を借金に頼ってしまっている状況や、ギャンブルなどの浪費に当てるために借金を重ねてしまっているような場合です。
「ギャンブルでお金を増やそうとしているんだからこれは投資だ」という人もいるかもしれませんが、リターンの見込みが「運だのみ」なのがギャンブルというものです。
株やFXに関しても同様です。プロのトレーダーは消費者金融からお金を借りてトレードをするようなことは絶対にしません。
よほどしっかりとした資金計画を持っているのなら別ですが、ギャンブルをするために借金をするのは破滅への道を全速力で駆け抜けるようなものです。
彼がそのような方法でお金を増やそうとしているのであれば注意しましょう。

あなたの人生にも悪い影響を及ぼす可能性がありますよ。

 

 

・借金の返済計画を立てることをすすめる。

毎月の借金の返済計画を立てることはとても大切です。

お給料などの金額を手取額で把握するとともに、生活費としていくらぐらいが出て行っているのかを1円単位で家計簿をつけて把握しましょう。
手取り収入から生活費を差し引きした金額が毎月の余裕資金になります。

余裕資金の中から毎月決まった金額を返済にあてましょう。

この際、注意するべきことは「余裕資金をすべて返済に充てないこと」です。
余裕資金のうち一定額は貯金に回すようにするのがポイントです。
「少しでも早く借金を完済するために、余裕資金はすべて返済にあてたほうがいいんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、稼いだお金がすべて生活費と借金返済に消えていくのは相当なストレスを生むものです。
そのストレスを浪費やギャンブルで発散する・・・ということになってしまっては逆効果です。借金の返済を少しでも早くするために無理のある生活スタイルになってしまっては根本的な解決とはならない可能性が高いです。注意してください。

 

 

・彼の信用情報を取り寄せて、明確な情報を知る。

彼が正確な借金の状況を把握できていない、という場合には彼の「信用情報」を取り寄せてみるというのも良いでしょう。

信用情報というのは金融機関などが貸し付けの判断をするときに「どこからいくらの借金があるか?延滞などがないか?」を把握するための情報です。
信用情報は本来、金融機関が参照するための情報ですが、本人であれば自分自身の信用情報を取り寄せることが可能です。
数百円程度の手数料が必要になりますが、信用情報機関のホームページから手続きすれば数週間で正確な借金の状況を取り寄せることができますよ。

なお、彼の身分証などを勝手に使って信用情報を取り寄せることは犯罪ですので絶対にやめましょう。
発覚したときには彼との信頼関係を決定的に壊してしまう可能性もあります。注意してください。

 

 

・弁護士、司法書士、ファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談する。

上でも「少しでも借金の負担を減らしてから返済計画を作る」ということを書きましたが、その際には弁護士や司法書士、ファイナンシャルプランナーに相談することも検討してみましょう。

弁護士や司法書士などの専門家に依頼することで債務整理(借金を合法的に減額してもらう方法)の手続きを行うことも可能です。
現在の彼の収入金額から考えて、どうしても借金完済の見込みがないのであれば、自己破産や個人再生も検討する必要があります。

また、ファイナンシャルプランナーに依頼することで借金を減らすためのより柔軟な方法を提案してもらえる可能性があります(より利率の低い金融機関の紹介など)。
ファイナンシャルプランナーは独立して事業を行っている人はまだまだ少ないですが、依頼している税理士さんなどがいる場合にはファイナンシャルプランナーに近いアドバイスをしてくれますよ。

 

 

 ・過払いがないかを調べる。

彼が何年もの期間借金を払い続けている・・・という場合には「過払い金」の存在を疑ってみることも大切です。

過払い金というのは「本来支払う必要のないお金を消費者金融などに対して支払っている」という状態です。
平成21年以前の消費者金融からの借り入れの場合、この過払い金が発生している可能性があります。

この時期は消費者金融が違法に高い利率(利息制限法という法律に定められているよりも高い利率のことです)で利息をとっていたという事情があります。
違法に高い利率に基づく利息支払いは「過払い金」として返還してもらうことができるのです。

過払い金の返還手続きも弁護士や司法書士に依頼して行うことができますよ。

過払い金シミュレーター

西田司法書士事務所 Nishida Law Office
〒570-0082
大阪府守口市豊秀町二丁目5番8号
TEL:0120-165-316  
FAX:06-6997-2280
司法書士:西田正雄 
登録番号第1241号・認定番号第612136号
E-mail:nishida-touki@nifty.com  URL:http://www.nishida-shoshi.com