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過払い金・借金問題コラム

2016年10月25日(火曜日)

できることなら借金などせず、悠々とした一生を送りたいものですよね。

でも、気軽に利用しているクレジットカードも、よくよく考えてみれば、一時的な借金になり、さらにはリボ払いなどにしていると、知らないうちにドンドン借金が増えていくことになります。
「いつもニコニコ現金払い!」といきたいものですが、「ポイントがつくからカードで支払う」という人も多いのではないでしょうか。
知らないうちに膨らんでいく借金、その理由について、心理的要因も一緒に考えてみました。

 

心理的要因

第1位 見栄

借金をする一番の理由は、もしかすると「見栄」によるものなのかもしれません。
お金もないのに見栄を張って、友人や部下に食事を振る舞い、心のどこかで「いいところを見せたい」という気持ちがあるとか、ブランド物を持って「自分を良く見せたい」とか。
高額のバッグ・時計・靴・スーツなどを購入し、それで安心し満足している、という人もいらっしゃいます。
お世話になっている人達と一緒に食事に行く場合など、本心では全員割り勘にしたいところ「いつもお世話になっているから、これぐらいさせていただかないといけないかも」と思い、一人で全額クレジットカード精算をする、なんてことありませんか?
1対1での食事ならまだなんとかなるものの、総勢10名ほどとなると金額も高額になり、一人で支払うとなるとかなりの痛手となるのですが、そうせざるを得ない状況、あるいは「会費制にしましょう!」と堂々と言えない状況があり、ついつい自分で払ってしまうこともあります。

 

第2位 どんぶり勘定

男女を問わず、数字が苦手な人も多いのではないでしょうか。
「毎月の収入がいくらで、毎月の支出がいくら」というのが明確でないと、クレジットカードの利用金額が増えていくにつれ考えることも面倒になり、ますます収支がわからなくなっていきます。
それで気がついた時には「返済のために借金をする」という雪だるま式の悪循環になっていきます。
「お金は天下の回りもの」という考えもありますが、お小遣い帳でもいいですし、Excelで毎日の出費を入力するという方法などでも構いませんし、自分の収支をチェックする癖をつけるとよいでしょう。

 

第3位 カード会社の巧みな勧誘とリボ払い

気軽にキャッシングの利用を勧め、ショッピングでの利用を勧めるカード会社の広告など、誰でも簡単にクレジットカードを作れるしくみや巧みな勧誘があり、気がついたら何枚ものクレジットカードを所有しているという人もたくさんいらっしゃることでしょう。
ポイントを集める目的でクレジットカードを利用する人は、いつも同じカードを利用し、支払は「翌月一括払い」にすれば、毎月の支払後の残高はいつも「0円」です。
それが、あるとき、その月の支払額がかなり高額になったため、軽い気持ちで「一括払い」から「リボ払い」に変更したら、経済的に苦しい月は精神的にラクになった気になります。
ところが、そのままリボ払いにしていたら、払っても払っても「支払後の残高」が減らず、逆にどんどん増えていきます。
「リボ払いを増額する」とか、「一括返済する」などの手段を取らないと、知らないうちにカード利用限度枠に達し、利用できないようになりますのでご注意下さい。

 

借金をしてしまう理由

第1位 生活費

母子家庭や父子家庭、介護のために離職するなど、一家で主に生計を立てる人が、経済的に苦しい環境にある場合、生活費を捻出するために、クレジットカード会社や銀行のキャッシングを利用することもあります。
ただし、それらを利用できない人は、両親・兄弟・親戚・知人に頼らざるを得ないのですが、知り合いだからこそ、恥ずかしくて借金を言い出せず、結局は、一人で悩みを抱え込み、取り返しのつかない場合になることもあります。

 

第2位 教育費

「せめて我が子だけは、苦労しないように、いい学校に行かせたい」と思う親心。
「地方の大学ではなく、都会の大学に入学して、都会生活をエンジョイしたい!」と願う子ども達。
医学部や薬学部、芸術系の私立大学となると、授業料も高額ですし、親元を離れた場合、家賃や生活費もかなりの金額が必要となります。
奨学金を利用するという選択肢もありますが、奨学金といえども返済義務はありますし、奨学金だけでは充分に補えない場合もあります。
返済不要の奨学金も現在検討されているようですし、できるだけ早く、できるだけ多くの人達が受けられるようになることを願うばかりです。

 

第3位 自己啓発費

大学生の頃は、遊ぶことやバイトに夢中で、せっかく入った大学なのに、あまり勉強せずに卒業してしまい、希望していた会社に入社できず、やりたい仕事をやれないこともあります。
その場合、社会人になったあとに「あの頃もっと勉強していればよかったなぁ」と後悔し、「勉強をやり直したい。ステップアップしたい」と考え、「自分への投資、将来への投資だ」と思い、無理をして教育ローンやクレジットカードを利用して、仕事をしながら専門学校に通ったり、高額なセミナーを受講することもあります。
本屋さんの自己啓発コーナーに行くと、「起業」とか「セミナー講師で稼ぐ」とか、あるいは、ビジネス関係の高額セミナーを紹介する本などもたくさん出ています。

 

第4位 事業費

個人事業主として、あるいは会社を設立して、「自分の夢を叶えたい」と起業される方もたくさんいらっしゃることでしょう。起業当初は、当面の運転資金として、公庫や銀行から融資を受けても、「もし、返せなかったらどうしよう」などとは思わないでしょう。
なぜなら、起業当初は、手元に退職金や貯金があり、バラ色の夢や事業計画もあり、失敗するという想像・イメージがほとんどないからです。
でも、これが、しばらくすると、なかなか思うように利益を上げることができず、退職金や貯金も底をつき、あげくの果てには、カード会社のキャッシングまで利用せざるを得なくなり、支払っても支払っても元金が減らず…という悪循環に陥ることもあります。
税理士さんと定期的に相談しながら、自分の描いている理想と現実がどれくらいかけ離れているのか、この状況をどう改善していったらいいのかを考えながら、軌道修正することをおすすめします。

 

第5位 交際費(冠婚葬祭)

友人や会社の同僚の結婚が続く若い世代は、収入もそれほど多くなく、ご祝儀もかなり負担になってきます。
お祝い事なので喜んで祝福してあげたいけれども、本心は少々複雑な気分かもしれません。
年齢を重ねると、部下や親戚などへのお祝儀の金額が、だんだん増えてくるので、自分の収入が増えると同時に、冠婚葬祭費にかかる金額も増えてきて、これもまた大変となっていき、借金をする場合もでてきます。
日頃から計画的に冠婚葬祭費を貯えておくことも必要です。

 

第6位 ギャンブル・投資

競輪・競馬・競艇・パチンコ、あるいは投資など、一度でも少し儲かると、どんどんのめり込み、損をすると、元を取り返そうとして、これまたどんどんのめり込み、その結果、雪だるま式に借金をすることになります。
ギャンプルや投資は、男性に多いように思われますが、女性でも増えてきているようです。

 

第7位 住宅

「賃貸ではなく、一戸建てやマンションを購入したい」とか、「どうせ毎月家賃を払うのなら、賃貸よりも持ち家の方がいいのでは?」と、誰しも一度は「賃貸か、購入か」と考えることがあるでしょう。
賃貸なら「借金をしながら毎月支払う」ということはあまりないでしょうが、購入となると、ローンを組む人がほとんどでしょう。

 

第8位 車

都会では交通網が発達し、車を持つ必要性も感じないのですが、バスや電車の本数が少ない地域では、やはり車は大事な交通手段です。銀行にも「マイカーローン」というのがありますし、車を購入する際も、「借金して購入する」ということになります。
車が好きな人の価値観は、「車なんて乗って動けばいい」と考える人とは全く違いますし、たとえ高額な車であっても、「なんとかして手に入れたい」と思うことでしょう。

 

第9位 旅行・留学

TVで旅行番組を観ているだけでは満足できず、「実際にそこに行ってみたい!」と思うこともあるでしょう。
仕事をして、旅行費を捻出し、ある程度貯えができてから旅行に行ければいいのですが、貯えがないままキャッシングやローンを組んで旅行に行かれる方もおられるのではないでしょうか。
あるいは、「若い頃に叶えることができなかった留学の夢を定年後に叶えたい」という人もいらっしゃいます。
「一度しかない人生、明日どうなるかわからない。やりたい時にやらなくちゃ!」という考えもあります。
卒業旅行、新婚旅行、家族旅行、毎年の里帰りなど、楽しい想い出をつくるのにもお金が必要となってきます。

 

第10位 宗教

人間関係、恋愛、進路、金運、仕事のことなど、人間誰しも悩みがありますよね。これらの悩みは、一人で考えていても解決方法を見つけるのは困難で、誰かに相談したり、何かにすがりたくなってしまいます。
ショッピングモールの一角や街頭で、占いや手相を観てもらえるところがたくさんありますが、携帯・スマホ・パソコンがあれば、占いの無料サイトをたくさん見つけることもできます。
「無料だし、顔を合わせなくてもいいし、気楽で簡単!」という軽い気持ちでアドレスを登録すると、そのあとすぐにメールが届き、初回は無料でも、それから有料オプションを申し込ませるお知らせが頻繁に届くようになります。なので、ご自分のことを「優柔不断な性格だ」と思われる人は、早々にそのサイトを退会するかメールが届かない設定にしましょう。
この他、宗教団体に勧誘され、恐怖心を煽られて、借金をしてまでお金を工面し、高額商品を買わされたり、多額の寄付をするはめになったり、だんだん洗脳されて、脱会することもできなくなるケースも出てきます。

 

このように、さまざまな理由で借金をすることになります。
借金をしなくて済めば、それが一番なのですが、借金をしている感覚などなく、クレジットカードやローンを利用している人もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
万が一、どうしようもなくなって、とても困ってしまったら、一人で悩まず専門家に相談してみましょう。
必ず何か良い解決方法が出てくると思います。
誰かに救いを求めたら、必ずそこには何か良い案が出てきます。

過払い金シミュレーター

西田司法書士事務所 Nishida Law Office
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