消費者金融の膨大な金利による月々の支払い困難。
これに対する支払い金額圧縮のお話をさせて頂きたいと思います。
このお話は実際、私の身に起きた事ではなく、私の娘婿のお話でございます。

当時、娘は妊娠をし、これから結婚といった時に彼の借金が発覚。
それも消費者金融3社、アコム・アイフル・プロミスに150万円と。
生まれてこのかた消費者金融などには縁のない私でも良く耳にいたします世間では良く言われております立派な消費者金融会社でした。
彼は26歳・会社員。
そのお金の使い道は娘との交際の前、独身の仲間達と遊ぶ資金であり、もっぱらパチンコ、キャバクラ通いをしていた際に借りてしまったとの事でした。
彼も深く反省とともに言い出せなかった事が起因し、2年半もの支払いの苦悩に代わり彼も苦しい心情と生活を強いられていた事かと思います。

さて、そんな事が結婚前に発覚し、身重な大切な時期とこれから先の生活の問題の大きさと問題に対しての対処の仕方の認識不足が重なり娘らの手には到底負えないといった状況になりました。
正直、私も驚きと共に一時は今回の妊娠、結婚は諦めた方が良いのではないかとも考えましたが、まずは知人である信頼のおける行政書士さんに一か八かのご相談をしてみました。
その行政書士さんから別のお詳しい先生をご紹介頂き、取りあえず、裁判所に申し立てをするようアドバイスを頂戴し早速、裁判所への手続きを行う事を開始いたしました。

と言いましてもやはり公的な手続きとの事で簡易的な書類のやりとりで済む訳ではありませんが、3,4回の来庁、そのうちの2回は身元保証人である彼のお母様も伴っての来庁と、娘の同席が1回と。
彼の一番言えなかった存在のお母様、そして"母には迷惑をかけたくない"といった気持ちもこの際、生まれてくる子供のため！と恥ずかしいも何もなく、この際洗いざらいキレイさっぱり整理して行きましょうと家族一丸となり終結を迎えるまでの約半年間を過ごしました。

さて、彼の借入れの状況は・・
と言いますと先の通りの金融会社に総額150万円。
月々の返済額は約7万円。
その他、クレジット会社から借りております車のローンが5万円程度ありました。
この事から月々の給与は手取りで25万円程度でアパート暮らし。
幸いにしてお兄さんと同居していた事もあり、一部は彼の親御さんが負担はして頂いていたといった事が功を奏してはおりましたものの、このような状況の上、到底結婚して子供を育てるといった生活は厳しい状況でした。
そちらの内容や今後の将来も含め裁判所で聴取頂き、今後の正当な金利に伴う支払い金額の圧縮が行われるとの事でした。

裁判所のご判断である判決を待つ半年間は、気持ちの迫る思い出いっぱいでしたが、半年間が過ぎた頃、見事、支払い金額の圧縮に成功をいたしました。
今迄の過剰に支払い過ぎた分の金額は実際の借りた分と相殺となり払い中との事で実際には戻り金などはございませんでしたが、事実上の支払い金額の『圧縮』の措置がとられた訳でございます。
これには本当に娘達2人も彼の親御さんも大喜び。
返済金額も今迄の月々の返済金額が7万円に対し5万円の変更と少しではありますが希望の兆しが見えて参りました。
裁判所に申し立てをする前には150万円の残金を月々7万円返済しても一向に残高は減っていく事の無い状況を脱する事が出来ました。

その頃には月に数回、知らない方からの無記名の白い封筒に入った"お金貸します"の訳の分からない手紙も届かなくなり、今考えると其の様な手紙を元に苦しい月には簡易的に借りてしまう事が出来る事と、個人情報の流失も含め、大変恐ろしい事だったと実感しております。
幸いにも本年、年が明けた新春に娘も無事、出産を終え今では可愛い我が子を迎え、ほそぼそでは御座いますが、未来のある幸せを噛み締め、忙しい日々を送っております。

現在、過払い金等のお支払いでお悩みの方は少なくないかと思います。
そして、打ち明けられずにどんどん良くない状況に進行してしまっているケースもインターネットなどでは良く耳にいたします。
是非、"打ち明ける勇気"と"諦めない希望"を持ち、お近くの裁判所や専門の方にご相談なさってみてくださいませ。
ご自身、そしてご家族の幸福の権利を大切に・・
皆様のこころの豊かさをお祈り申し上げております。

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