2017年04月14日(金曜日)
家計の節約を考えたとき、最も身近で最も効果が高いのがスマホの使用料金です。キャリア3社のスマホ(ソフトバンク、au、ドコモ)を使っている人であれば、料金プランの見直しや格安スマホへの乗り換えの検討、ポケットWi-Fiの併用などで月数千円は節約出来る可能性があります。
今回の記事では、大手3社のスマホを利用されている方に向けて、スマホの月々の使用料金を節約するために、3つの方法を提案させていただきます。
■料金プランの見直し
まず、キャリアのスマホは変えずに、料金プランを見直すとコストを下げられる可能性があります。
例えば、通話料金はどれくらいかかっていますか?通話する時間が長い人は、通話料金がかさんでしまっているかもしれません。その場合、いわゆる「カケホーダイプラン」に変更すると料金に上限が設けられるので、安く出来る可能性があります。毎月1時間以上(一日2分ですね…)通話している人は、通話料金だけでもプランを見直すようにしましょう。
また、スマホの料金はデータ容量によって異なっています。契約当初はどれくらい利用するかよく分からないため、5GB以上のプランを契約している人が多いです。ところが、実際は2~3GB程度で、案外容量の上限ぎりぎりまで消費することは少ないものです。したがって、データ容量を少なめのプランに変えれば、毎月1000円以上費用を下げられる可能性もあります。
さらに、スマホの料金プランに付属しているオプションを見直す必要があります。自分にとって利用頻度の少ないような、意味のないオプションに入っていませんでしょうか。テザリングオプションや留守番電話サービス、保証プランなど、必要のないものはカットしてしまいましょう。オプション一つは数百円レベルなのですが、全て合わせると1000円を超えるケースもあります。
このように、毎月の料金明細をチェックしたうえで必要なものと不要なものを区分けするようにしましょう。
■格安スマホへの乗り換え
次に、キャリアのスマホから「格安スマホ」に乗り換える手もあります。格安スマホにすると、毎月のスマホ料金が2000~3000円台に下がる可能性があります。仮にそれまでが毎月7000円かかっていたとすると、年間で50000~60000円の節約になる計算です。
最近は格安スマホ・格安SIMを提供している業者も数が増えており、楽天(楽天モバイル)やLINE(LINEモバイル)など、普段利用しているサービスの運営業者が格安スマホ業界にも進出しています。ただ、値段を見る限りどこもそれほど大きな違いはありません。どこを選んでも、よほど大容量のプランを選んでしまわない限りキャリアの料金プランよりは格段に値段の水準が下がります。
ただし、格安スマホの場合キャリアよりも回線がつながりにくい時間があります。多くの人がいっせいに利用する平日の昼間や夕方~夜間など、接続が遅くなる業者があるので注意が必要です。情報や口コミを調べて、速度の速い業者を選ぶとストレスが低く済むでしょう。値段と接続速度の兼ね合いには注意して下さい。
■ポケットWi-Fiの併用
最後に、ポケットWi-Fiを利用して接続料金を下げる方法があります。家の外では3G回線や4G回線を利用してネット接続していたものを、ポケットWi-FiのWi-Fiを利用するようにして料金を下げるのです。
家の中では無線LANを利用して接続していればスマホのデータ容量を消費することはありませんが、この場合家の外では無線LANがありませんから、Wi-Fi回線がない場所ではどんどんデータ容量を消費してしまいます。
したがって、ポケットWi-Fiを利用して、家の外でもWi-Fiを常に利用できるようにすれば、スマホの接続料金を抑制することが出来ます。具体的には、スマホのパケ放題をキャンセルしてポケットWi-Fiだけに接続を依存するようにすれば、高額なスマホのインターネット接続料金を支払う必要がなくなります。
ただし、当然ながら常にポケットWi-Fiを持ち歩かなければいけません。スマホだけだったのがスマホ+ポケットWi-Fiの2つになりますので、紛失リスクや破損リスクが高くなる点には注意が必要です。
■まとめ
キャリアの料金プランはあまりに複雑なため、知らないうちに使用しないオプションの料金、必要のない通信費を支払っている可能性が高いです。これを見直したり他のプランを検討したりすることで、通信費は月数千円、年間数万円レベルで節約出来ます。家計の中では最も手軽に、最も大きく節約出来るのが通信費なのです。ぜひ、通信費の明細を一度チェックして、料金プランの見直しを考えるようにしましょう。